<한겨레>인용 “국정원, 간첩 적발로 당시 궁지서 벗어나”
일본 <도쿄 신문>이 국정원의 ‘서울시 공무원 간첩사건’ 중국 공문서 위조 혐의와 관련, 중국 당국이 법대로 조사하겠다고 선언한 사실을 보도했다.
이 신문은 18일 “탈북자간첩항소심 중국 ‘한국이 위조’”라는 제목의 기사에서 한국이 간첩혐의로 탈북자를 기소하며 제시한 증거인 중국 출입국 기록이 위조됐다며 중국 정부가 이에 대해 철저히 조사를 벌여 관계자들을 형사 처벌하겠다는 의지를 보였다고 전했다.
해당기사는 “중국대사관은, 문제의 문서는 ‘위조’라고 회답했으며, 동시에 ‘위조 용의자의 형사책임규명’을 위해, 문서의 출처를 밝히도록 한국측에 요구했다”고도 밝히고 있다.
한편, 이 기사는 “피고의 기소가 공표된 작년 2월 당시, 국정원은 대통령선거에서의 여론조작으로 비판을 받고 있었다”면서 <한겨레> 보도를 인용, “피고인을 간첩으로 적발하여 당시 국정원은 궁지에 몰렸던 입장에서 벗어났다”고 보도했다. (☞ ‘도쿄신문’ 원문기사 보러가기)
| 다음은 <도쿄신문> 기사 번역 전문 번역감수 : MENGHO 脱北者スパイ控訴審 中国「韓国側が偽造」 韓国検察がスパイ容疑事件の控訴審で「被告の出入国を記録した中国の公文書」としてソウル高裁に提出した証拠資料三点に対し、照会を受けたソウルの中国大使館は「すべて偽造された書類」と十三日付で回答した。 弁護団は「(韓国)国家情報院による捏造(ねつぞう)」と非難。中国側は「中国の公文書と公印を偽造した刑事犯罪の疑いがあり、法に従って調査を進める」と重大視しており、両国の外交問題に発展する恐れもある。 事件は、脱北者でソウル市の契約職員になった男性被告(34)が、業務で得た韓国在住の脱北者約二百人の情報を北朝鮮に流したとして、国家保安法違反罪に問われている。 昨年の一審判決は、被告の妹が「兄はスパイ」と語ったとされる自白について信ぴょう性が薄いと判断、無罪を言い渡していた。 控訴した検察は、被告が指令を受けるため二〇〇六年五~六月に中国から北朝鮮に再入国したことを示す証拠として、中国当局が出入国記録を調べて回答してきたとする文書三点を高裁に提出。 高裁は弁護団の要請を受け、中国大使館に文書の真偽確認を求めていた。 弁護団によると、検察の主張する時期の出入国は、弁護団が中国で入手した正式な記録では確認できないという。 中国大使館は、高裁の照会に対して、問題の文書は「偽造」であると回答。同時に「偽造容疑者の刑事責任糾明」のため、文書の出所を明らかにするよう韓国側に求めている。 一方、韓国検察は「文書は(中国東北部)瀋陽の韓国総領事館の協力を得て国家情報院が入手した。現時点で偽造とは断定できない」と弁明している。 弁護団は「検察や外務省までも悪用した国情院の衝撃的な捏造劇」と糾弾。 被告は十六日の記者会見で「中国が真実を通知してくれて幸いだ。韓国は人権を尊重する民主主義国家だと思って脱北してきたのに、スパイに仕立て上げられ、くやしい」と語った。 被告の起訴が公表された昨年二月当時、国情院は韓国大統領選での世論操作で批判を受けていた。 ハンギョレ新聞は、被告の摘発で国情院は劣勢をはね返したと指摘。ソウル市が「スパイを見抜けず採用した」と非難された点にも触れ、革新系の朴元淳(パクウォンスン)市長に打撃を与える狙いがあったとの見方が出ていると伝えた。 |
