다음은 뉴스프로가 번역한 9월 1일 마이니치 신문 기사 전문이다.

번역 및 감수 : 김명호

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朝鮮人追悼文見送りで波紋 虐殺犠牲者慰霊 

조선인 추도문 보류로 파문, 학살 희생자 위령 

2017/09/01 마이니치 신문 樋岡徹也、柳澤一男
 

東京都の小池百合子知事が、関東大震災時に虐殺された朝鮮人犠牲者を慰霊する９月１日の式典への追悼文送付を今年からやめることを決め、波紋が広がっている。都側は「都民の問題提起で数年前から検討していた」と説明。小池知事の独断ではないことを明らかにしたが、虐殺に関する歴史認識を変えたとも捉えられかねない決定に、識者からは「知事も都も説明不足」との指摘が上がっている。

동경도 고이케 유리코 도지사가 9월 1일의 있는 관동대지진 당시 학살된 조선인 희생자 위령 식전에 추도문을 올해부터 보내지 않기로 해, 파문이 커지고 있다. 동경도는 ‘도민의 문제 제기가 있어 몇 년 전부터 검토했었다’라고 설명하고 고이케 도지사의 독단이 아니라고 밝혔으나, 학살에 대한 역사의식을 바꿨다고 생각될 수도 있는 이번 결정에 ‘도지사도 동경도도 설명이 부족하다.’라는 소리도 있다.

▲ 고이케 유리코 도쿄도지사(자료사진).<사진제공=AP/뉴시스>

式典は日本と韓国・北朝鮮の友好を深めることを目指す「日朝協会」などの市民団体でつくる実行委員会が主催。９月１日に都慰霊協会主催の「大法要」と同じ都立横網町公園（墨田区）の別の場所で催されている。遅くとも石原慎太郎知事時代から毎年、追悼文を送り、昨年は小池知事も「多くの在日朝鮮人の方々が、言われのない被害を受け、犠牲になられたという事件は、わが国の歴史の中でも稀（まれ）に見る、誠に痛ましい出来事」などと記した。

식전은 일본과 한국, 북한 간의 우호를 키워나가기 위한 ‘일조협회(日朝協会) 등의 시민단체가 조직한 실행 위원회가 주최되었다. 9월 1일에 동경도 위령협회가 주최하는 ‘대법회’와 같은 동경 도립 요코아미쵸 공원 안 다른 장소에서 열린다. 적어도 이시하라 신타로 도지사 시절부터는 매년, 도지사가 추도문을 보냈으며 작년에는 고이케 도지사도 ‘많은 재일 조선인분들이 무고한 피해를 당하고, 희생됐다는 사건은, 일본 역사에서 거의 볼 수 없는 참으로 가슴 아픈 일’이라는 내용의 추도문을 보냈다.

追悼文を巡っては、今年３月の都議会定例会の一般質問で、古賀俊昭都議（自民）が追悼碑に刻まれている「六千余名に上る朝鮮人が尊い命を奪われた」との文に触れ、「数字の根拠が希薄で追悼の辞の発信を再考すべきだ」と求めた。知事は「今後は私自身が目を通した上で適切に判断する」と答弁した。

추도문에 관해서는 올해 3월, 동경도 의회 정례회의 일반 질의 때, 고가 도시아키 도의원(자민당)이 추도비에 쓰여있는 ‘6천여 명 이상의 조선인이 소중한 목숨을 빼았겼다.’라는 문장을 두고 ‘숫자의 근거가 희박하니 추도사를 보내는 것에 대해 재고해야 한다’라고 요구한 바 있다. 이에 대해 도지사는 ‘앞으로는 직접 살펴본 후에 적절하게 판단하겠다’라고 답변했다.

このため、今回の送付取りやめは知事の独断と受け止められ、知事も８月２５日の定例記者会見で「私自身が判断した」と述べた。だが、経緯を知る都幹部は「数年前から庁内で検討していた」と内情を明かした。都民から「個別の式典に追悼文を出すのはいかがなものか」との声が寄せられたため検討が始まり、答弁後に経過を知事に報告し、取りやめの了承を得たという。

그 때문에 올해 추도문을 안 보낸 것은 도지사 스스로 판단한 것이라 받아들여졌고, 도지사도 8월 25일의 기자회견에서 ‘자신이 직접 판단했다’라고 했다. 하지만, 판단에 이른 과정을 아는 도 간부에 의하면 ‘몇 년 전부터 도청 안에서 검토하고 있었다.’라고 사정을 밝혔다. 도민들의 ‘개별 식전에까지 추도문을 보내야 하는가’라는 항의가 있어, 검토를 시작했고, 정례회 답변 후에 도지사에게 경과를 보고, 추도문 보류를 승인받았다고 한다.

取りやめの理由について、知事は「大法要で犠牲となった全ての方々への追悼を行っていきたいという意味から、追悼文を出すことは控えさせてもらった」と述べるにとどめ、都公園緑地部は「今後は他団体から追悼文の依頼があっても同様の対応をする」と明言を避けている。

추도문을 그만둔 이유에 대해, 도지사는 ‘대법회에서 희생된 모든 분에 대한 추도를 하고 있다는 뜻으로, (개별 행사에) 추도문을 보내는 것은 그만뒀다’라고만 설명했다. 도 공원녹지부는 ‘앞으로는 다른 단체에서 추도문의 의뢰가 있어도 이번과 같은 대응을 하겠다.’라고 했다.

知事と都の見解に、日朝協会東京都連合会の赤石英夫事務局長は「なぜ今年からやめるのか。事務方から合理的な説明はまったくない」と不満を示す。古賀氏の質問への回答とも取れる判断については「虐殺がなかったとの主張を認めたと思わざるを得ない。歴史修正主義、排外主義の潮流に身を置いている」と非難した。

도지사와 동경도의 견해에 대해, 일조협회 동경도 연합회 아카시 히데오 사무국장은 ‘왜 올해부터 그만두는가. 담당자에게서 납득이 가는 설명은 전혀 없었다.’라고 불만을 나타냈다. 고가 도의원의 요구에 회답한 것으로도 보이는 이번 판단에 대해 ‘학살은 없었다는 주장을 인정한 것과 마찬가지다. 역사 수정주의, 배타주의의 흐름에 따르고 있다’라고 비난했다.

同会は８月２５日付で「虐殺された犠牲者も自然災害によって命を落とした犠牲者と同じ、よって虐殺された朝鮮人らへの追悼の辞は手間だ不要だと言っているのに等しい」などとする抗議声明を提出。墨田区の山本亨区長が知事に追従するなど影響が広がっている。

일조협회 측은 8월 25일에 ‘학살된 희생자도 자연재해로 목숨을 잃은 희생자도 같은 희생자다. 그러므로 학살된 조선인에 대한 추도문은 불필요한 것이다라고 하는 것과 같다.’라는 항의 성명을 제출했다. 하지만, 스미다 구의 야마모토 구 의장이 고이케 도지사의 뜻에 따르는 등, 영향은 커지고 있다.

あるベテラン都議は「都側と話していると『主催団体と北朝鮮は関係がある』と捉えているように感じた。北朝鮮に対する各国の圧力も考慮したのでは」と推測する。

한 중진 의원은 ‘동경도 측과 얘기해보니, 주최측과 북한이 관계가 있다고 생각하는 것처럼 느꼈다. 북한에 대한 국제적인 압력도 고려했을지 모른다’라고 추측한다.

こうした対応について、元都職員の佐々木信夫・中央大教授は「２０２０年東京五輪・パラリンピックを控えた首都の知事の判断は海外でも注目を集め、外交問題に発展する可能性もある。長年続けてきたことをやめることは、歴史認識を変えたと捉えられる可能性があるだけに、知事も都も丁寧に説明責任を果たすべきだ」と話す。

이런 대응에 대해, 사사키 노부오 전 동경 도청직원(현재 주오대학 교수)은 ‘2020년 동경 올림픽과 장애인 올림픽을 앞둔 수도의 지사 판단은 국제적으로 주목받고, 외교 문제화될 가능성도 있다. 오랜 기간 계속해온 일을 그만둘 때는 역사의식에 변화로 받아들여질 수도 있는 문제인 만큼, 도지사도 동경 도도 충분한 설명을 해야 한다’라 말한다.

物議醸す小池氏手法

물의를 빚는 고이케 수법

今回の判断が「排外主義の潮流の中で起きた」と受け止められる背景には、小池知事の政治的スタンスも影響しているとみられる。

이번 판단이 ‘배타적인 시대의 흐름에서 이뤄졌다’라고 보이는 것은, 고이케 도지사의 평소 정치 태도와도 관련이 있다.

知事は、２０１４年の衆院選で実施した毎日新聞のアンケートで憲法９条改正に「賛成」と答えた。また、知事就任直後には前任の舛添要一氏が、当時の韓国大統領、朴槿恵（パククネ）氏と交わした「韓国人学校用地として都有地を貸与する」との合意を白紙に戻し、物議を醸した。

도지사는 2014년, 중의원 선거 때, 마이니치 신문의 앙케트에서 헌법 9조 개정에 ‘찬성’이라 대답했다. 또, 도지사 취임 직후에는 전임인 마스조에 요이치 씨가 당시의 한국 대통령인 박근혜 씨와 맺은 ‘한국인 학교 용지로 동경 도의 토지를 대여한다’라는 합의를 백지화시켜 물의를 빚었다.

▲ 지난해 8월 20일 서울 광화문 광장에서 열린 관동대지진 학살 희생자 추도식.<사진제공=뉴시스>

今回の問題では３０日までに、都に約３００件の電話やメールが寄せられた。取りやめに反対の意見が多いというが、インターネットには称賛の声も少なくない。都庁内には「ネットを中心とした世界の右傾化により、一定の支持を集めている」との声もある。

이번 도지사 판단에 대해 8월 30일까지 동경 도에 약 300건의 전화나 메일이 있었다고 한다. 이번 판단에 반대하는 의견이 많았다고 하지만, 인터넷상에는 찬동하는 소리도 적지 않다. 도청 안에서는 ‘인터넷을 중심으로 한 세계의 우경화로 인해, 일정한 지지도 모으고 있다’라는 의견도 있다.

水島治郎・千葉大教授は「賛否を含めて注目を集めようとするのが彼女の手法。今回は批判されたとしても外交問題までには至らず、自分の政治キャリアを大きく傷付けるものではないと判断したのでは」と述べた。

미즈시마 지로 치바대학 교수는 ‘찬성이든 반대든 주목을 받으려 하는 것이 고이케 도지사의 수법. 이번에는 비판의 소리는 있어도 외교 문제로 번질 정도는 아니고, 자신의 정치 경력에 크게 해를 끼치지는 않으리라 판단했을 것이다’라고 말한다.